以前にも書いたことがありますが・・、私は話し方のトレーニングを行う時、まず初めに「どんな話し手が好きですか?」「とんな風に話したいと考えていますか?」と必ずお聞きしています。その理由は、自分が人前で話をするときのイメージをなるべく具体的に描いてほしい、指導もなるべくそのイメージに合わせて行いたい、と考えているからです。
ところが・・・、実は、かなり多くの方が「好きな話し手と言われても、特に考えたことがないんです!」とおっしゃるのです。
これには、正直ちょっとビックリしました というのも、私自身は、男女問わずその声に聞き惚れることもあれば、これは絶対ダメだと拒否反応が出ることもあるなど、仕事柄どうしても人の声質や話し方がとっても気になってしまうから。
(余談ですが、なぜかうちの息子も「声」にとても敏感で、いわゆる「声おたく」になっちゃいました 笑)
「そうしなければならない」とは言いませんが・・、出来れば、声や話し方に少し敏感になって、「聞くチカラ」と感性を磨いてみてはいかがでしょう?
そうすれば、周囲に、教師も反面教師もたくさんいることに気が付きます
いいところは真似をして、そうでないところは自分もそうならないように気をつける
ごくごく当たり前のことですが、日本人である私たちにとって日本語で話をする、ということはあまりにも”日常”だから、あえて「意識して」話を聞かなければそのまま聞き過ごしてしまうような気がします。
「聞くチカラ」=感性を磨くことも、話し方のスキルアップに大切 どうぞお忘れなく。