コツ55 『進行フォーマット』はキッチリ、丁寧に!

スピーチやプレゼンテーションを気持ちよ~く行うためのコツ。前回は、時にはパフォーマンスも必要だということをご紹介しましたが・・、それに関連してもうひとつ! ぜひ『進行フォーマットを作る』ことをオススメしたいと思います。

進行フォーマットがどれだけ丁寧に出来ているかどうかで、プレゼンやスピーチの成功が決まる! といっても言い過ぎではないでしょう。

なぜか、というと、話の流れ(構成)を考える人は多くても、案外、みなさん詰めが甘く「だいたいこんな感じ・・」というところで終っているからです。

おおまかな流れが決まったところからが大切 そこからの作業はこちらの手順になります。

①全体の流れをもう一度見直して、時間の経過を考えつつ、聞き手の集中力が途切れそうなところをチェックする

②スピーチやプレゼンの内容に関連する素材(ネタ)をピックアップする

③聞き手の気持ちをもう一度惹きつけるために、ネタ&テクニックを取り込む

例えば~

*聞き手に問いかける(クイズ形式にする、手を上げてもらう、実際に答えてもらう etc)

*写真、グラフ、表、イラスト、映像などをみせる

*エピソード(失敗談、裏話、プライベートな話など)を披露する

*「ここだけの話ですが~」「ここからが今日の一番のポイントです~」など、あえて宣言する

などなど。

こういった要素を要所要所に組み込んでいけば、話に厚みも出ますし、聞き手も楽しめるはず。また、構成を考える段階で、当日の「イメージトレーニング」をしているようなものだから、中身の濃~い準備が出来ます。

ちなみに、進行フォーマットは、出来れば1枚の紙にまとめておくと、パッと流れが確認出来て便利です。詳しく書き込む必要はないので、キーワードだけを箇条書きにする程度でOK。

目的は、全体の流れを見ながら、聞き手が楽しめる=印象に残るスピーチやプレゼンをするための『戦略』をたてること、ですから