秋はイベントが多い季節。気の張るプレゼンテーションがあったり、大勢の前でスピーチをしたり・・、そんなことも多い時期ではないかと思います。
話の内容を考える時に・・、ぜひ意識して頂きたいのが「ここだけの話」を組み込むこと
特に、パワーポイントでスライドを作成し、それを見せながら話す場合や、手元に資料を用意している場合は要注意です。
というのも、きちんとした資料を用意すればするほど、つい、その資料に従順に、書かれている内容をただ「説明」するような話になりがちだから・・。 (思い当りませんか?)
話し手の立場になれば、せっかく資料を用意したのだからキッチリ説明したいし、そのほうが安心、と思うのかもしれません。確かに、その気持ちもよ~くわかります。
でも、資料はあくまで資料、補助的なものであって、主役ではありません。もし、資料が主役であるのなら、ただそれを渡すだけでいいはずです。
主役は「話し手」。プレゼンやスピーチというのは、その人が「生」で話すからこそ意味があるのではないでしょうか?
スピーチやプレゼンテーションは、いわば「生放送」のようなものではないかと思います。同じ空間に身を置いて、同じ時間を過ごしたからこそ共有できる「ここだけの話」を組み込むのは、聞き手を楽しませることにもつながりますし、より印象付けること、興味を引くことにもなるはず
そしてそれは、時間を(費用も・・)費やして自分の話に付き合ってくれた相手に対しての「礼儀」ではないかと思います。
そのことを常に忘れずにいたい、と自戒の意味を込めて・・、書いてみました。