人前で話をする場合、基本のひとつが、言葉を明確に発音すること
そのためには、一音・一音、口を大きくあけて発音する練習が必要になります。
そこで登場するのが、この「滑舌練習用コメント」。
コメントにはいろいろバリエーションがありますが・・、
声楽やコーラス、あるいは演劇などの経験がある方は、きっとご存じだと思います。
さぁ、このコメントを、実際に声に出して、言ってみましょう
コツは、口の形を意識して、ゆっくり丁寧に声に出すこと。
「早口言葉」の練習ではないから、急ぐ必要はありません。
そして、2回目は、少しだけスピードアップして、やってみましょう
まず、ア行からナ行まで。
ア行
*青は、藍(あい)より出でて、藍より青し。
*鵜(う)が鮎を追い合う。
*お綾や、親におあやまりなさい。
*お志しは有難いが、おこころぞこが恐ろしい。
カ行
*東京都、特別特許、許可局、日本銀行、国庫局。
*菊、栗、菊、栗、三菊栗、合わせて菊、栗、六菊栗。
*乳牛の牛乳と、肉牛の牛肉を、ギュウギュウ詰め込んだので、胃の腑が、ギューとなった。
*見事なあごひげの老人が、なごり惜しげに、無言で孫のこごえる手を握った。
サ行
*佐賀の佐々木三郎さんと佐渡の佐々佐吉さんが、去る日、酒場で、皿のサバをさかなに、酒を差しつ差されつしていたと、さる人がささやいた
*上方僧(じょうほうそう)書写山(しょしゃざん)社僧の総名代(そうみょうだい)、今日の奏者は書写じゃぞ書写じゃぞ。
*山王の桜に、三猿(さんさる)三下がり(さんさがり)
*社会情勢と周囲の諸情勢を参照し、終始、草案再審査の、実際の働きに専念せられた秀才諸氏の意志を重視し、小生は、誠心誠意、本成案の即時実施に、賛成する。
タ行
*この竹垣に、竹、立て掛けたのは、竹、立て掛けたかったから、竹、立て掛けたのです。
*田泥鰌(たどじょう)、畦泥鰌(あぜどじょう)。
*あいの手と手と手、手と手と手と。つづみとこつづみを小包に包む。
ナ行
*のら如来、のら如来、三(み)のら如来に、六(む)のら如来。
*京の生鱈(なまだら)、奈良、生、マナ鰹(がつお)。
次回は、ハ行からワ行まで、ご紹介します!