プレゼンやスピーチのような「パブリックスピーキング」の場合、会場にいる方全員にきちんと聞こえるように話す、というのは基本中の基本です。
そのためには、「大きな声を出せばいい」「マイクを使えばいい」などという声をよく耳にしますが、実は、そんな単純なものではありません。
「喋る」というのは、結構、エネルギーを使う作業です。
最初は意識して、高めの大きな声で話していても、時間が過ぎれば、だんだん疲れて声も低く小さくなって、聞きづらくなりますし、マイクがあったとしても、使い方を心得ていなければ、音が割れたりリップノイズや呼吸音が入ったりして、聞きにくいことも多いのです。
では、会場の後ろまで、よく通る声を出すには、どうすればよいのでしょう
実は、ぜひ覚えておいて頂きたい、ちょっとしたコツがあります。とてもカンタンです。
それは・・・・、必ず「胸を張って、顔をあげて話す」ということ。
”胸を張って” ”顔をあげる”のは、胸部で声を響かせるために必要なことで、こうするとマイクによく乗る声、すなわち「よく通る声」が出るのです。
緊張すると、誰でもつい、うつむきがちになりますが、そうすると、
声はこもりがちになって、響かないし、
顔の筋肉が動かしにくいから滑舌は悪くなるし、
お客様には話し手の表情が見えないから、感情も伝わりにくい・・・
といいことナシ。
これではまさに「負の連鎖」です
でも、「胸を張って、顔をあげて話す」ことを意識していれば・・、
声も響いて、よく通るし、
顔の筋肉を動かしやすいし、
表情も見えるので、自分の思いを伝えやすい
ということになるんです
意外にカンタンなコツでしょう? ぜひ、お試しください