コツ32 「小説」を音読する時は・・

前回、人前での話し方「パブリックスピーキング」の練習には新聞記事の音読を・・、とご紹介しましたがが、もうひとつオススメなのが小説の音読です。

その時に大切なのは「登場人物になりきってドラマティックに読む」=「感情をたっぷりこめて読む」ということ。

シャイな日本人にとって、小説とはいえ、それをまるで芝居でもしているかのように読む、というのは、かなりハードルが高い作業。どうしても恥ずかしさが先に立って、なかなか思うように出来ない方が多いのです。

さらにいえば、自分は思い切り派手に”演じて”いるつもりでも、聞き手にしてみればまだまだ単調に聞こえ”メリハリ”が足りない、というケースがほとんどです。

でも、大勢の人に何かを伝えたいと思うのなら、相手の感情をゆり動かす何かが必要であることは言うまでもありません 

そこで、自分の想いがストレートに伝わるよう、感情を十二分に表現することが大切になってくるのです。

その点を考えると・・、「小説」の音読というのはとてもいいトレーニングになります。

まずは、自分の好きな本の、好きな場面を声に出してみませんか?

書かれている状況を頭に思い浮かべながら、情感を込めて読む・・・。

そうすることで、きっと聞き手の気持ちを揺さぶるような表現が出来るはずです。

さぁ、今日から私は「俳優」  小説の朗読、ぜひオススメします