1対1ならあまり緊張することもなく相手の様子を見ながら話が出来るのに、大勢の前に立つと恥ずかしさと緊張感で思うように話せない・・・。そんな声をよく聞きます。
そうですよね~、どこに視線を向ければよいのか、どうやってリラックスすればよいのか、迷ってしまいますよね!
答えといえるかどうかわかりませんが・・、実は、1対1でも、1対多でも、大切なことは同じ。ひとりの相手に話しかけるように、相手の気持ちやその場の雰囲気を受けとめながら話すことです。
私は長年、ラジオ番組の制作の仕事に携わり、時にはアナウンサーとして、時には制作ディレクターとして、また時には放送原稿を書く番組構成作家として、仕事をしてきました。そんななかでいつも思っていたのは、聞き手の顔を思い浮かべながら話す、ということでした。
相手にどうしても伝えたい、と思えば、自然に感情が入った話し方=メリハリのある話し方になり、結果的に明快で聞きやすい話し方ができるからです。
では・・、大勢の前に立った時は、どうすればよいのでしょうか
仕事で大勢の前で話をする時は、たいてい、会場のどこかに一人や二人は知った顔がいるはずです!
もし可能であれば、事前に、その人がどこにいるかを聞いておいて、最初はその人と視線を合わせてから話を始めてはいかがでしょう。
顔見知りの人であれば、たいてい、うなづきながら話を聞いてくれるので、それだけでも話し手は気持ちが落ち着いてくるし、だんだん緊張感も解けていくものです。
語りかけるように・・・、訴えるように・・・、説得するように・・
この方法、ぜひオススメですので、どうぞお試しを