人前で話をする時に、覚えておきたいちょっとしたコツですが・・、今回は「話のメリハリの付け方」です。
自分では精一杯メリハリをつけて話しているつもりなのに、聞き手の集中力がだんだん失われていくのがわかる、ってこと、ありませんか? こちらは一生懸命話しているのに、聞き手が自分の目の前で時計を見たり、携帯電話をさわったり、寝てたりすると、やっぱりいい気持ちはしないもの、傷つきますよね~。
でも、聞き手の立場になってみると・・、確かに、同じような声で同じようなテンポでずーっと話が続くと、だんだんお経みたいに聞こえてきて、飽きるし、眠たくなるのもわからないではありません。きっと、みなさんも同じような経験があるはずです! (学生時代の先生の話って、そうじゃありませんでした?)
話し手は、よほど意識してメリハリのある話し方をしないと、聞き手にはなかなか届かないものなんです。
だから私は、いつも、話し方のトレーニングされる皆さんに・・、
自分では「やりすぎかな~?!」と思うくらい派手にメリハリをつけましょう
空気を通して声が伝わる間に20%くらいは消えてしまうから最初から20%アップでいかないと!
とお伝えしています。
そして、実際に、トレーニングでスピーチをするときは今までより20%アップくらいに派手にやってもらい、それがやりすぎかどうか、聞き手のみなさんに意見を聞く、というスタイルを取っています。そうすることで初めて、話し手の感覚と聞き手の感覚にはズレがあることを納得して頂けるからです。
「メリハリの付け方」は、具体的には、声の大小や高低、話し方のテンポなど様々ですが・・、いずれにせよ、人前で話をするときは「普段より20%アップ」のテンションをキープすることが大切になります。
恥ずかしい、なんて言わないで、さぁ、試してみませんか?
人前で話す、ということ自体が、すでに恥ずかしいことなんだから・・、もう覚悟を決めるしかありませんょ