先日、パブリックスピーキング【自己紹介編】のグループレッスンを開催いたしました。
発声&滑舌の基礎的なトレーニングに加えて、自己紹介スピーチを題材にした『印象的な話の組み立て方』のスキルアップをテーマにしたものですが・・、そこで改めて感じたのがこのことでした。
みんな、意外に気がついていないけれど、話のタネは自分のなかにいくらでもある!
というのも、私はいつも、話を組み立てる時には、話の内容、その光景が目に浮かぶようになるべく具体的に例をあげて説明しましょう、と申し上げています。でも、そうすると決まって、最初に帰ってくる答えが「具体的にと言われてもあまり思い浮かばなくて・・」ということ。
そこで、こんなアドバイスをさしあげています。
*なぜそのことを話そうと思ったのですか?
*どうしてそれに興味を持ったのですか、何かきっかけがあったのですか?
*いつ頃、どこで、そう思ったのですか?
*成功談、失敗談など、エピソードはありませんか?
*これから、何か目標にしていることや、計画していることがありますか? etc
要するに、『自分で自分にインタビューをしてみる』のです。
そうすると、答えはどんどん出てくるから不思議なもの! そのコメントを改めて話の中に取り入れていけば、ぐっとリアリティが増し、話はもっと面白く印象的になってきます。
自己紹介に限らず、スピーチやプレゼンなどで話を組み立てる時、ありがちなのが「並列」に説明や報告を並べてしまうこと。それでは、あまり盛り上がらないまま淡々と続き、終わった時に特に印象が残らない、という事態になりかねません。
そうならないためにも・・・、ぜひ、「自分へのインタビュー」を取り入れてみてはいかがでしょう? これは、ぜひオススメします。