「語尾」の扱い方は、パブリック・スピーキングのコツのなかでも、大事なポイントのひとつ。
でも・・、実は、語尾というのは話の「内容」ではないせいか、ついつい見逃しがち(忘れがち)になるようです。
以前、語尾は「そっと棚に置くように!」ということをご紹介しましたが、これだけではなかなかピンとこないようなので、具体的な方法をあげてみましょう!
実は、多くの方は、話しているうちにだんだん早口になってしまいます。さらに、その勢いのまま話し終えようとするから・・、語尾が強くて乱暴に聞こえたり、あるいは、語尾が消えて自信なげに聞こえたりするのです。
そこで・・、
文が終わりに近づくにつれて、だんだん話のスピードを落としてゆくようにしてみましょう
例えば、「~という点が、今、問題になっています。」という文であれば、「今」のあたりから徐々に話のスピードを落とし、「なっています」の「います」は、意識して、ゆっくり発音します。
また、「ぜひ、皆様にご参加いただきたいと思います。」であれば、「ご参加」のあたりから徐々にスピードを落とし、「思います」を、やさしく丁寧に発音します。
さらに・・、思いを込めて、相手の顔を見ながらニッコリほほ笑むことが出来れば、言うことなし
慣れればカンタンなことなのですが、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、語尾まで意識して、「ゆっくり、やさしく、丁寧に」声に出すだけで、印象はずい分違ってきます。
まずは、日常会話の中で、「語尾まで気をつける」ことを試してみませんか