人前での話し方「パブリックスピーキング」のトレーニングでは、声だけでなく、視線の動かし方(アイコンタクト)や、身振りなども重要なポイントになります。
「スピーチがみるみる上手になる!」なんてタイトルの書籍もよく見かけますが、書いてあるのは、「必ず、お客様とアイコンタクトをしましょう・・」という程度。
では、どのタイミングで、どこをどう見るのか・・・、それがわかっていないと、実行なんて出来ないですよね?!
実は、アイコンタクトで大切なのは、「タイミング」です。
もちろん、最初から最後まで、ずっとお客様のほうを向き、随時、アイコンタクトしながら話が出来れば、言うことはありません。でも、内容や状況によっては、なかなか難しいことも・・
そこで、コツがあるのです
① まず、話を始める前に必ずお客様とアイコンタクトする
② そのまま、第一声から次に「間」をとるところ(息継ぎする)ところまで、視線をあげたまま話す
(その部分は覚える!)
③ 「間」をとったところで次の内容を確認し、まず視線をあげて、アイコンタクトしてから、話を始める
(アイコンタクトした後は、自然に視線を落として、原稿や資料を見ながら話して大丈夫!)
この繰り返しが、自然に出来ればOK!
大事なのは、「間」をとったところで、必ずアイコンタクトをすること、そして、視線を動かしすぎないことです。
アイコンタクトをしなければ、と思いすぎると、視線がキョロキョロ動きがち・・
そうなると、お客様からは、
落ち着きがない -> 内容に自信を持っていないから -> 話が信頼できない
ということになってしまうのです。
アイコンタクトのタイミングを掴むのも、実は「練習」と「慣れ」がすべて
大きなプレゼンやスピーチの前には、リハーサルすることをお勧めしていますが、その時にぜひアイコンタクトの練習もなさってくださいね。