コツ7 一文は短く!  <音声付き>

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人前で話をする場合のコツ。そのひとつは、「一文は短く!」ということです。

誰でも、特に意識をしないで話をすると、切れ目なくズルズルと話をひっぱりがちです。

文字にすると、ちょうどこんな感じでしょうか?

「昨日、偶然、渋谷で知り合いにあって、
思いもしなかったらすごくビックリしたんだけど~、
で、いろいろ話ししてるうちに、せっかくだからちょっとお茶でもって話しになって、
今どんなことしているの、って聞いたら、
その人が勤めている会社が、ちょうどうちの会社の取引先で、
こんな偶然あるんだねって~、
じゃぁ折角だから今度ゆっくり食事でもしながら、いろいろ情報交換しようってことになって、
早速スケジュールを確認して、来週会うことになったんだけど、
よかったら一緒にどう?」

思いあたりませんか? こんな会話。 (これだけ続いても一文なんですョ!)

もちろん、親しい友人とのお喋りなら、相手も「ふんふん・・」と耳を傾けながら聞いてくれるでしょうが、
パブリックスピーキングはもちろん、上司や得意先など大切な相手と話をするには、これはNGですよね・・ 

まどろっこしいし、くどいし、結局何が言いたいのか、よくわからないからです。

そこで、短い文で、テンポよく伝えることを意識して、話を整理してみましょう!

このケースで言えば、例えば、こんな感じでしょうか?

「来週、よろしければ、お時間頂けませんか?
実は昨日、偶然、渋谷で昔の同僚に会ったんです。
思いもしなかったら、すごくビックリしたんですが、
なんと、その人は、うちの会社の取引先に勤めているんです。
こんな偶然もあるんですね!
そこで、折角だから、今度ゆっくり食事でもしながら、お互いにいろいろ情報交換しようということになりました。
早速、スケジュールを確認して、来週金曜日の夜7時に、青山で会う約束をしたんですが、
○○さん、ご一緒にいかがですか?」

もちろん、ほかにも展開方法はありますから、これがベストとは言いません。
でも、多少はわかりやすくなったのではないでしょうか?

まず初めに、言いたいことをハッキリ言う。

⇒ その背景(理由、状況など)を、具体的に説明する。

⇒ もう一度、言いたいことを念押しする

当たり前といえば、当たり前の話ですが・・、意外に見落としがち。

大切な話をする時は、「一文は短く」、さらに内容は接続詞でつないで、テンポよく展開してゆく、ということを、どうぞお忘れなく!