コツ62 話の最後=終わり方、から組み立てていく

どのような内容を、いかに組み立てるか・・。 スピーチやプレゼンを行う前に、必ず必要になるのが、この作業です。

方法は人それぞれだと思いますが、私は、いかに終わるか、をまず考えることをオススメします。というのも、「いかに終わるか」というのは、「結局のところ、何を伝えたいのか」ということだと思うから・・。

話の構成をする時に、ついつい、言いたいこと、言えること、言わなければならないことを羅列しがちになるのは、よくある話。でも、羅列で終わってしまうと、盛り上がりがないまま話が続き、印象もあまり残りません。

そこで、一つの手法として、話の最後から考えてみるのはいかがでしょうか?!

☆一番伝えたいのはどういうことか

←そのためにはどんな例をあげればわかりやすいか

←その例をあげて説明したいテーマ、課題は何か

という風に、「答え」から導いていく方法です。

もちろん、これがベストというわけではありませんし、他にも方法はあるのですが・・、
話の最後=終わり方をどうするか、が明確であれば、話の展開に困ったり、事例で迷ったりするときに、答えを見つけやすいのではないかと思うのです。

迷った時は振り出しに戻る、というわけではありませんが、話を組み立てる時、何を伝えたいかが明確であることが一番重要なことではないかと、いつも思います。

だから、私自身、活字原稿なのか放送原稿なのかに関わらず、いつも、話の流れをおおまかなメモにして(数行だけ、ということもよくありますが!)、それで頭の中を整理してから書くようにしています。

時には、勢いのまま、最初から書き始めてみたりもするのですが、そうすると、途中どこかで止まって考えこんでしまうこともしばしば。結局、効率が悪いと感じるのは、私だけではないでしょう!

終わりから話を組み立てる・・、ぜひお試しくださいね