コツ48 『一休みポイント』の設定が必要!

「人前での話し方」を教えるようになって気付いたことがいくつかあります。メリハリの付け方、話のテンポ、間の取り方など、あげればキリはないのですが・・、一番感じるのは「リセット」が苦手な方が多いということ。

どういうことかと言うと・・「最初はゆっくりだったのに、どんどん早口になり、そのまま止まらなくなる」、あるいは「最初は聞き手を意識して、コミュニケ-ションを取りながら進めていたのに、だんだん自分の言いたいことだけをまくしたてるようになる」など、途中で息抜きが出来ずに「突っ走ってしまう」ケースがよくあるのです。

そこで、私はいつも申し上げています。

① 途中で必ず、【一休み】しましょう。

② 【一休み】ポイントは話が展開する部分など、事前に決めておきましょう。

③ 【一休み】することで、気持ちと身体(呼吸)をリセットしましょう。

自己紹介などの2,3分のスピーチであればそれほど意識する必要はないのですが、10分以上のプレゼンテーションなどになるととても重要。というのも、【一休み】は、話し手にだけ必要なのではなくて、聞き手にとっても必要だからです。

考えてもみてください! 話をじっときくのってそれなりに疲れるでしょう? 途中で、ふーっと息をつきたくなりますよね?

だからこそ、【一休み】の時間を使って、話し手は「話し方」を、聞き手は「聴き方」をリセット&調整し、また新たな気持ちで話し始めることをオススメします。

10分以上のスピーチやプレゼンをされる方は (出来れば5分くらいの短いプレゼンの場合でも)、ぜひ構成を考える時点で、【一休み】ポイントを設定されてみてはいかがでしょう?!

そして、そのポイントに入る前にエピソードや余談で笑わせると、会場がぐっと和やかになり、聞き手の気持ちを惹きつけやすくなります♪

ぜひ、お試しくださいね。